単刀直入に拝啓
2010/05/25 (Tue)
* 追加
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とても素晴らしい(らしい)虎口。
先が全然見えないため、攻める方が戸惑うように出来ているらしい。で、横手の崖から矢や鉄砲を射掛ける形。
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2010/05/24 (Mon)
* 土佐旅行記!
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(岡豊城から見下ろした香長平野)

土佐二泊三日旅行(長宗我部部分のみ)
注!気味悪いほど長いです(この時間を親就創作に使えと自分でも思った……)
そんなわけで土佐行ってきました!
金曜夜の飛行機で土佐に入り、日曜夜に帰ってくる悠々コース。……だったけどやっぱそれなりに疲れました(笑)。

金曜は空港から駅までバスに乗って移動、駅近くのホテルだったのでローソンで買出ししたものを食べて就寝。
土曜は八時に瀬戸内師匠コンビが土佐入りしたので駅で集合。朝ごはんを駅構内のパン屋さんで食べて、それからレンタカーで移動。
初めて乗ったダイハツタントがすごい快適で感動した!(笑)

まずは晴れてる朝のうちに……と桂浜。アイスが好きな人に付きあって私は生姜アイスを食べました(カップ入り)。
この時点ではちょっと晴れ間も見えていて、青い空を背にした坂本龍馬を拝む事もできました。まぁ坂本龍馬は今回はアウトオブ眼中だったわけですが。
この太平洋からいつも安芸へと船を出してたのね、とか、この浜で鬼神車の取引したのね(Byミニバサ7)、とか、そんなしょうもない事を考えながら浜を歩き(ミュールで行ってしまったので地獄を見た)、それから歴史民族資料館へ。
岡豊城跡は、桂浜から結構遠かったです。そして思った以上に山だった(笑)。ここまでどうやって行き来するんだろうと悩んでたんですが、岡豊城ミステリーツアーでのお話によればどうやら国分川を城の麓まで船で上っていたとのことでした。ふむふむ、勉強になる。
そうそう、その長宗我部フェスですが、10時会場だったのに桂浜に行ってしまったせいでちょっと間に合わなくて、11時からの参加になってしまいました。色々見たかったけど取り急ぎミステリーツアーへ合流。説明してくださった方がとても楽しく判りやすく話してくれてありがたかったです。
岡豊城には天守があったかも、とか、もしそうなら信長のより一年早かったことになるかもとか、三の丸のあたりの瓦がなくなっている話とか、岡豊城の虎口(こぐち)が素晴らしい出来という話とかをお伺いしました。
で、石碑のあたりに集合と言われて近寄ったら、石碑の裏から飛び出してきた人影が。
シアターキューブリックという劇団の皆さんで、長宗我部元親と信親と菜々と谷忠澄と……なんかもう一人、女性の役の方で寸劇をやってくれました。わーびっくり!
信親の嫁とりの話だったのですが、谷さんがいい感じの役でした(笑)。元親は、ちょっとお父さんでもありヤンチャでもありで可愛かった(笑)。
で、展望広場から香長平野を眺め(上の写真)、元親気分を楽しんでました。

ツアー終了で建物へ戻ってきて、それから元親君アニメを見ようと中に入ったらもう上映終わってた……orz
ので仕方なく普通に展示見学。長曾我部部屋をじっくり端から端まで見て、復元された本陣の中に座って長宗我部軍の下っ端気分に浸ってみました(伝令の場所に座ってたので)。
資料室を一通り見た感想は、信親かわいいよ信親でした(笑)。
だって、あの出来た父親に期待を掛けられて英才教育を受けて真っ直ぐ育った長身でハンサムで、武勇に優れてたけどちょっと熱くなりすぎるところがあって、たまに親を心配させて……って、どんだけ萌えろと言われてるのか(笑)。
まぁ、その信親の死で全てが変わってしまった元親公と長宗我部家の後半の記録を見ていくのはとても辛くもありましたが。
その後常設展示を見て(結構じっくり見てしまった……とても楽しめるつくりだった)、出てきて休憩。
戦飯(カツオご飯)とか猪汁とか売ってました。飲み物は、長曾我部一族の名前と、谷忠澄がありました(笑)。個人的に谷好きなのでちょっと迷ったけど、結局は元親にしました(ブルーキュラソー+フルーツ七種)。H師匠が親泰(クランベリージュースの入った何か)、M師匠が谷(土佐紅茶とグレープフルーツジュース)にしてた。
信親は桜リキュールとクランベリーのジュースで、儚くもあっという間に売り切れてました……。
ちょこちょこ買い物してから資料館を出て、腹ごしらえにゆず庵へ。
噂どおり、変わった料理を出す変わったお店でした……。
なにが変って、料理自体は普通に美味しいから変って言う(笑)。
私は「長宗我部元親(に捧げる)定食」で、オムライス・ネギトロ丼・カツオのたたき・鯨カツ・うつぼのから揚げ・茶碗蒸し・サラダあたりでした(多分細かいところは店のご主人の気分で変わりそう)。
M師匠がカツオのタタキ定食。普通にカツオ。普通だと意外な気がする不思議(笑)。
H師匠がカツオのたたきパフェ。いや、有名な品だから食べるのはわかる。判るけど、なぜ大盛りにするのか……(笑)。
少しもらったけど、まぁ確かにない味ではなかった。カツオの刺身をマヨネーズ醤油で美味しいって言うのと同じ理由で美味しいようです。
でもなぜ大盛り……(アイスの量は変わらず、カツオだけが増える)。
でもなかなか面白く、そして美味しい店でした(オムライスとうつぼが美味しかった!)。
そういやM師匠は茶碗蒸しで何か当たってたような記憶があるんだけど、結局何かもらったんでしたっけ?
で、雨が降りそうでまだどうにか降ってなかったので、今のうちだと土佐神社へ。土佐神社の中にある厳島神社にもお参りして(縁結びと健康の神様だった)、それから長宗我部元親公の墓へ。……行こうと思ったら多少道を間違えて、予想外に初陣像を発見!
雨がぱらつき始めた中を、今のうちだ!と激写(結局まともに撮れてなかったオチ……)。しかし雨避け用のテントのせいで正面からの写真は撮れなかったのでした。
まぁ初陣祭当日は絶対写真なんか撮れる雰囲気じゃないからいいよね……と慰めあいつつ、元親公の墓所へ。
ちょっと引き込んだ細い道(しかも住宅街)の奥にあるので判りづらい!けど、よく見たらちゃんと看板があって、車で入れるよと書いてくれてて助かりました。
うっそうとした中、階段を上るとひっそりとお墓が。
オタ腐女子ということを抜かしても、色々資料とか見た後にこのお墓を見るとちょっと寂しくなってしまうです……(しょんぼり)。もっと大切にされてもいいと思うのになぁ。(でもちゃんと駐車スペースもあったし、元親会という、大事にしてくださってる方々がいるのが嬉しかった)
元親公にお酒をお供えして、ちょっと戻ったところにある愛馬のお墓もお参りしました。愛されて感謝されてお墓作ってもらえたなんていいなぁ。馬冥利に尽きるね!
ここらまでは雨のぱらぱらが出たり消えたり。
勢い!とばかりに浦戸城跡へ(桂浜行く時に通ってはいたのですが)。途中で一領具足の碑と石丸神社を寄って、最後に浦戸城跡へ。
石碑と石垣少ししか残ってない(本丸部分は竜馬記念館になってるらしい…………)ので、さらに寂しい気持ちになってしまいました。
けど、浦戸城跡からは波の音がよく聞こえるので、そこで気分浮上。海鳴りが聞こえるってのもムードあんだろ?とか得意げに言うアニキと「うるさいだけぞ」とツンとする元就様を妄想してました。
ここらから急に雨足が強くなり、傘なしでは無理!な勢いになり、しかも暗くなってきたのでこの日は終了。
スタバ寄ってからホテルに戻りました。


翌日は……えーと、朝四時まで酒飲んでた人sがいたので、行動開始は九時から(しかし早起きして一人で日曜市に行った強者もいた)。

ホテルチェックアウトして、初陣祭の行われる若宮八幡宮へ。
と、ここで財布と携帯とカメラの入った(つまり全部を入れた)バッグを丸々ホテルのトイレに置き忘れてきたことが判明。さすがに真っ青になりましたが、ホテルの人が発見してくれたので、落ち着いて初陣祭に参加する事ができました(気をつけようと心から思った)。
まずは待ち時間に若宮八幡宮をお参り。七つ酢漿草の紋の入ったお守りを買いました。あと、必勝祈願の旗(笑)。いったい何と戦うというの私……?
あいにくの雨で地面は水溜りだらけだったですが、続々と人が集まってきて、結局ほとんど椅子が埋まってたような。
粛々と式典が始まり、私たち一般参加者も代表に合わせて二拝二拍手一拝をして終了。
財布がないと心細いのでここで撤退。でもついでなので近くの雪渓寺(正しい渓の文字出せない…)で信親のお墓をお参り。これもまた小さい墓石がお寺のごく片隅にひっそりとあるだけで、切なくなってしまいました、うう。
で、隣の秦神社もお参りして、これで自分たちの長宗我部関連ツアーは全て終了。
睡眠不足のせいか雨で体温奪われたせいか、結構疲れたのでファミレスでのんびり一休み。
少し元気が出たところでひろめ市場をぶらついて、いくつかお土産用のものを買って……と、そんな事してたらもうバスの時間でした。楽しい時間は過ぎるのが早い!

雨がなければ高知城行ってもよかったんですが、まぁここは長宗我部はあんまり関係ないしね……と、ちょっと諦めてみました。
あとは、戸の本古戦場跡が見たかったといえば見たかったのですが、近くを通ってもらったけどよく判らなかった。
公園になってるというけど、競馬場以外はなんか山奥っぽかったので(笑)。

昨日夜中に辿り着き、今日フェスで見そびれたクレイアニメのDVDを観賞。
も、元親公があんまり姫若子じゃなかった!(笑)
そしてこれに限って言えば元親公より兄思いな親泰萌え……!(こら)
続くいつ出るのかがすごい気になる……!
で、これで大体やりたかったことは終わったかな! 大満足です。

でもアニキファンなM師匠とナリ様ファンなH師匠に混ぜてもらって、単純に言えば二対一のはずだったのに、なんだかすごくアウェー感が抜けない旅行でした(笑)。
なぜ土佐まで来てアウェイなの!?(T▽T)
(三人が三人、萌えの方向性が違ったのが敗因と思われる……)


と、まぁ、こんな感じの二泊三日でした。
最初はアニキ関連って事で興味を持った長宗我部一族ですが、こうやって実際に行ってみると史実の人たちに対する親愛の念みたいなのが出るもんですね、我ながらびっくり。
資料になりそうな(かつ少しでも資料館のプラスになればと)ものも少し買ったので、のんびり読んでみたいと思います。

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2010/05/24 (Mon)
* かっこいいアニキ!
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2010/05/21 (Fri)
* 置き土産その弐!
<本日の更新:高校生編07>

今日から初めての土佐へ出掛けるので、不在の間の置き土産的に……と、慌ててやりました。変なトコもあるかもですが優しく見てやってください。
最初はこの高校生のを現代版と言ってたんですが、他にもなんだか現代版が増えてきたので、勝手ながら高校生編とか兄弟編に名前変えようと思います。
が、ちょっと今夜は間に合わないので帰ってきてからになると思いますが、まぁつまり亀の歩みのアレです。
前のからかなり経ってしまっていましたがよかったら見てやってくださいませ。
(すみません、ホントに大幅に遅くなりました……;)
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2010/05/20 (Thu)
* やんでれ!
カプコンからのメールで暗躍毛利が確定したようなので妄想してみました。
突発妄想なので雰囲気だけです。(3ネタです)
(不在の間の置き土産その壱です)


SSS08:やんでれ


 ……全部、失くしちまった。
 常は晴れ渡る空のようにからりと、そしてどこまでも続く大海原のようにおおらかに笑う男らしくない、珍しくも苦しげな声だ。
 広い肩を落し、わずかとは言え力なく項垂れるその姿に、無意識のうちに眉根が寄りそうになって、無表情を作り直す。
「俺は……、」
「今更何を言う」
 ぴしゃりと声を弾いたのはそんな言葉を聞いていたいわけではないからだ。
「そのような繰言は詮無き事ぞ、長曾我部」
「……判ってるさ」
 しかしいつもなら激しく食って掛かってくる男も今日ばかりは反撃してくる勢いさえないらしい。
「失ったら戻りゃしねぇ。……そんな事くらい、俺だってよく判ってる」
 初めて聞く苦い声だ。
 いつもの気楽で気侭な船旅の後、一ヶ月ぶりに戻った彼の国で男を出迎えたのは無数の死体だ。焼けた大地に二度と物言わぬ冷たい体。落ちていたのはかつて友人だと思っていた者の旗。
 男は彼にとって大事なものを二つ失った。
 それが男をひどく消沈させている。それは毛利にも判っている。……だがだからといって、男を見逃してやる気はない。
「だが、まだ貴様には」
 然るに僅かに声音を変えて、毛利は自らを示した。
「我がいるではないか」
「…………毛利?」
 ゆっくりと上がった眼差しは、まるで幻か、あるいは幽霊でも見るかのように胡乱だ。
 それも無理はないだろう。今の今まで自分とこの鬼は、敵という関係以外の何もなかったのだから。
 訝かしむような光を隠さないその隻眼を真っ直ぐに見返して薄く微笑む。次の言葉はとうに用意済みだ。
「もしこれが我であるなら、まず疲弊した国力を戻す」
 ゆっくりと、ずっと用意していた言葉を口にする。
「……次に、石田軍と手を結ぶであろうな」
「石田と、か?」
 意外そうな声に、この男が判断力まで失ったわけでない事を知る。徳川家康を敵と認識したこの男が共闘するなら石田しかいない。それは男も可能性として検討していただろう。だが、何かを失ったわけでも徳川と敵対する理由があるわけでもない毛利元就がこの選択をするとは思っていなかった。
 そんな思考を滲ませた声音だ。
「石田は徳川を憎んでいる。徳川に滅ぼされた貴様とは目的が同じであろう」
「……じゃあ、あんたは?」
 当然の問いだ。
 長曾我部元親は徳川家康に裏切られ、四国を失った。復讐のために、似たような思いを持つ者と共に戦おうとするのはごく自然の流れだ。
 だが鬼も馬鹿ではない。石田と元就に接点がない事くらいは判っているのだろう。
「知れたことよ」
 だが鬼ごときにこちらの思考を読ませるほど緩いつもりはない。元就は髪一筋ほども表情を変えずに男を見返した。
「毛利家の繁栄のために、最も良い選択をしたまでの事」
 最初の部分を強く発音して言い切れば、そっか、と男が小さく頷く。納得した響きの声に一瞬だけ元就の口元が震えたが、隻眼の男はそれに気づかなかった。
「……石田に会ってくる」
 代わりに、それまで元就へ突き出していた碇槍をくるりと回して肩に担ぐ。
「決めるのは、奴の心を訊いてからだ」
「そうか」
 言うなりさっさと歩み去っていく後姿を見送る。
 その長身を見つめて、…愚かな、と毛利は小さく呟いた。
 相変わらず幼く単純で愚かな男だ。
 徳川家康をなぜ信じたりしたのだ。たかが一度共闘したからといって、なぜその後も不用意に信じたのか。
 なぜあんな者に笑いかけた。自分には絶対に見せない顔で。
 そしてなぜ今、今度は自分を信じようとするのか。
 気づくと眉根が寄っていた。そして口端が引き上がっているのにも気付く。先ほどからずっと笑みを抑えようとしていたものを、とうとう失敗したようだ。だがいい。もう鬼はいない。
「愚かな男だ」
 今度ははっきりと、小さく呟く。
 長曾我部元親にとって憎むべき最大の敵も、信じきれずに懊悩する味方も、全て自分であるべきだ。
「……貴様には、我がいる」
 それが判らないのなら思い知らせるまでだ。
「貴様はもう我の手の内ぞ」
 もっとも、と元就は薄く笑った。
 今更気づいたところで、もう鬼を手放す気などないのだけれど。



(暗躍する毛利、の一言だけからの妄想です。暗躍して天下分けてまで手に入れたかったのね、的に思ってください。そしてこんなでも、アニキもアニキなりに多分色々考えてるんだと思いたい……てか、すみません、頭良い人書けないんですバカだから。……orz )

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